レ・ミゼラブル(ワールドスペクタキュラー)
こんにちは。センチュリー21ワンズエステートの木幡です!
皆さんはお盆休み、如何お過ごしでしたか?
私は、お盆休みも相変わらず舞台を観劇しておりました。
今回は、ミュージカルの舞台というより、歌が中心のコンサート形式の舞台でしたが
舞台でキャストが衣装を着て、物語の流れに沿って歌を歌うだけで、もう立派に1本のミュージカルを見たのとほぼ同じでした。
ミュージカルとの違いはあまりダンスが無いのと、場面転換が無いぐらいですかね・・・

実は昨年年末、日本人キャストでの「レ・ミゼラブル」のチケットを取ろうと奮闘しました。
しかし、今年から帝国劇場が改修工事で5年の休館に入る前、最後の「レ・ミゼラブル」だったので、チケットが争奪戦で、転売でも高額になっていたので泣く泣く諦めたのですが
娘が大学のミュージカル演習で、「レ・ミゼラブル」のファンティーヌの歌う「夢破れて」という歌を担当していたので、どうしても見てみたい。というので、このワールドツアー取りました。
高額チケットでしたが(;^_^Aが・・・
今回はワールドツアーで、歌はすべて英語でした。舞台の両脇に歌の日本語訳が出ていましたが
「レ・ミゼラブル」の劇中歌で有名な「民衆の歌」と「夢破れて」は、日本語版の歌の歌詞と翻訳がほぼ一緒で、思わず一緒に口ずさんでしまいました。

演者さんはすべて外国人、ミュージカル俳優というより、オペラ歌手に近い声量でとにかく凄い!
とくにジャンバルジャン役の方、会場の一番後ろの後ろまではっきり届くような素晴らしい声で痺れました。
「レ・ミゼラブル」は、日本語訳では「あゝ無情」と訳されて、学校の図書館には必ずある名作なので
皆さん、ストーリーはご存知かと思います。
19世紀のフランス。主人公のジャンバルジャンはたったパン1個を盗んだ罪で実に19年間も投獄される。やっと許された仮釈放中に、寝床を与え、食べ物を与えて親切にしてくれた司教を裏切り、銀の食器をもって逃げようとしたところを司教に助けられ、改心することを誓います。仮釈放中にもかかわらず、逃亡したジャンバルジャンは自らの過去をすて、別人として生きる道を選び、やがて起業し、成功。市長にもなる。そんなジャンバルジャンを、執拗に追うのが警部のジャベールで、かつて仮釈放中に逃亡した囚人が、ジャンバルジャンではないかと疑う。ジャンバルジャンはある日、街中で客と揉めている娼婦を助ける。娼婦の顔に見覚えがあって声をかけると、それはシャンバルジャンが経営する工場にかつて就業していたファンティーヌという娘で、実はコゼットという隠し子がおり、その子を安宿を経営する夫婦に預けていた。夫婦からコゼットの養育費を再三ねだられ、そのために必死で働いてきたのに、隠し子が居ることがばれ、工場長から不当な解雇をされ、働く場を失ったファンティーヌは美しい髪を売り、娼婦に身を落とした。ジャンバルジャンは自分の工場の職員がそんな目にあっていたことに驚き、謝罪し、守ることを誓う。しかし、既に病気で体がボロボロだったファンティーヌは娘のコゼットをジャンバルジャンに託し、亡くなる。
ジャンバルジャンは安宿の夫婦からコゼットを引き取り、学校に通わせ、美しい服を着せ、我が子のように育てた。数年後、美しい娘に育ったコゼットは、革命運動に身を投じる学生のマリウスと恋に落ちる。しかし、かつて囚人であった過去から身をひそめるジャンバルジャンから反対され、2人は会うことを許されない。その橋渡しをするのが、かつてコゼットを引き取った安宿の娘のエポニーヌで、エポニーヌはマリウスに叶わない片思いをしている。マリウスがコゼットを愛していると知りながら、一途にマリウスを想うエポニーヌは、マリウスの願いなら何でも叶えたいと、危険を承知でコゼットへの手紙を届けに行き、夜明けに革命の中で命を落とす。
私はこの劇中のエポニーヌの歌う「オン・マイ・オウン(On my own)」という歌が大好きで、今回の舞台のエポニーヌの歌も素晴らしかった。素晴らしすぎて、涙が出た。
この歌は革命前夜、報われないと知りながら恋する彼を慕ってさまよう場面で歌われる曲です。この歌のラスト
愛してる 愛してる 愛してる でもひとりさ
この歌詞が本当に切なくて・・・
この歌の後、彼女は死を覚悟してバリケードに向かうんですね。そして撃たれてしまいます。
マリウスの腕の中で死んでゆくエポニーヌが切なくて、切なくて、コゼットよりもずっとヒロインだなぁ~って思います。
エポニーヌの役は、日本人キャストでも歴代有名な方々が演じています。ロビンちゃんで有名な島田歌穂さんから始まり、本田美奈子さんや新妻聖子さん、昆夏美さん、最近ではルミーナさんや生田絵梨花さんも歌っています。
有名な楽曲だけに、ファンティーヌの「夢破れて」もそうですが、上手に綺麗に歌う傾向があるようにおもうんですね。でも、今回の「レ・ミゼラブル ワールドスぺクタキュラー」では、ファンティーヌもエポニーヌも、絶望のどん底で、泥にまみれていて、そして切なかった。心からの叫びを聞いているような気がした。

カーテンコールは、撮影オッケーでした。
大迫力の舞台、もう本当に感動でした。できるならもう一度見たい!
いつかまた、新しくなった帝劇で、日本人キャストによる「レ・ミゼラブル」が観れますように。
次はシェイクスピアの3台悲劇の一つ「リア王」大竹しのぶさん主演の舞台を観に行きます。
他のキャストに宮沢りえさんや生田絵梨花さん、鈴鹿央士くんの名前があって楽しみです!
最後に
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