| 柿田川とともに歩んだ清水町。不動産の視点で見る開発の歴史 | 静岡県東部エリアの不動産ならお任せください!

CENTURY21 ワンズエステート

駿東郡の歴史

  1. 静岡県東部地域の歴史
  2. 駿東郡の歴史
  3. 柿田川とともに歩んだ清水町。不動産の視点で見る開発の歴史

柿田川とともに歩んだ清水町。不動産の視点で見る開発の歴史

はじめに

静岡県駿東郡清水町は、沼津市と三島市に挟まれた小さな町です。面積は小さいものの、住宅地、商業施設、物流拠点がそろい、暮らしやすい町として知られています。

ただ、この町は最初から住宅地だったわけではありません。かつては湧水と用水に支えられた農村でした。この記事では、江戸時代から現在までの土地利用の変化を、不動産の視点でたどります。

1. 江戸時代:水が土地の価値を決めた農村

江戸時代の清水町は、田畑が中心の農村でした。当時の土地の価値は、水を確保できるかどうかで決まっていました。

その象徴が「千貫樋(せんがんどい)」です。三島市の小浜池の湧水を、境川を越えて清水町側へ送る水路橋で、玉川・伏見・八幡・長沢・柿田・新宿の各地区にある約130haの田畑を潤してきました。創設の由来には諸説あり、戦国時代の和睦に際して北条氏康が送水させたという説や、応仁年間に地元の人々が築いたという説が伝わっています。

一方、町の中心を流れる柿田川は、周辺の農地より低い位置にあるため、農業用水としては使われませんでした。川に生える水草は、肥料として利用されたといいます。江戸時代初期には、徳川家康が柿田川のほとりに隠居所を造る計画を立てたものの、家康の死去で中止になったと伝えられています。

2. 明治から昭和戦前:村の誕生と工場の進出

明治22年(1889年)に、伏見村など12の村でつくる組合村と徳倉村が合併し、清水村が誕生しました。明治39年には三島と沼津を結ぶ駿豆電気鉄道が開通し、町は交通面でも沼津・三島とつながります。

大正期には、湧水を利用する紡績工場が進出しました。柿田川の水は、水をくみ上げる技術が発達した1910年代から、製紙や紡績の工業用水として本格的に使われ始めます。農地だった土地に、工場用地という新しい使い道が加わった時期です。

3. 昭和30〜40年代:町制施行と宅地化の始まり

昭和38年(1963年)11月3日、町制が施行され、清水町となりました。翌昭和39年には国道1号の三島バイパスが開通し、昭和40年には県営徳倉団地が完成しました。昭和44年には東海道新幹線の三島駅も開業しています。

昭和41年には沼津市から合併の申し入れがありました。しかし、町の合併諮問委員会が翌年に見送りを表明し、清水町は独立した町として歩む道を選びました。この判断が、その後の独自のまちづくりにつながります。

人口は1960年代に大きく伸び、昭和45年には2万人を超えました。田畑が宅地に変わり、農村はベッドタウンへと姿を変えていきます。

4. 開発と湧水保全の両立

開発が進む一方で、1960年代以降は湧水量の減少が問題になりました。これを受けて、住民のあいだで柿田川を守る機運が高まります。

柿田川は昭和60年に日本の名水百選に選ばれ、平成23年(2011年)には国の天然記念物に指定されました。いまの清水町は、湧水を守りながら開発を進める町です。柿田川は、町の価値を支えるシンボルにもなっています。

5. 平成:工場跡地が商業施設と住宅地に

平成に入ると、町の土地利用を大きく変える動きが出てきます。工場跡地の再編です。

  • 1997年(平成9年):大東紡織(現ダイトウボウ)が、自社の工場跡地に「サントムーン柿田川」を開業しました。
  • 2008年:アネックス(別館)が開業しました。
  • 2020年:新館「サントムーン オアシス」が開業しました。
  • 工場跡地の一部は戸建て分譲地「フローラルアベニュー柿田川」(75区画)としても開発されました。

工場の跡地が、商業施設と住宅地に生まれ変わった例といえます。また、町役場の南東にある沼津卸商社センター(通称「沼津卸団地」)は、静岡県東部の物流を担っています。

6. 令和:計画的なまちづくりへ

町は、無秩序な開発を避ける姿勢をとってきました。平成10年(1998年)には土地利用事業指導要綱を全面改定し、事前協議制などを取り入れています。

令和2年(2020年)には、図書館と保健センターを備えた複合施設「まほろば館」が開館しました。令和5年(2023年)には町制施行60周年を迎えています。現在も、都市計画道路玉川卸団地線周辺地区の土地区画整理事業について、民間事業者の意見を聞く調査を行うなど、新しい動きが続いています。

なお、人口は長く増加してきましたが、国勢調査では2010年(平成22年)をピークに減少に転じています。

土地の歴史から見る、清水町の魅力

清水町の土地利用は、水田から工場、団地、住宅地、商業地へと変わってきました。変化の中心には、いつも次の2つがありました。

  • 柿田川の湧水という、かけがえのない自然資源
  • 沼津・三島の間にあり、国道1号や新幹線駅にも近い立地

水が豊かで、利便性が高く、計画的にまちづくりが進められてきた町。それが、清水町が住まい探しの場として選ばれ続ける理由といえるでしょう。

清水町周辺での土地探し、住み替え、売却のご相談は、センチュリー21 ワンズエステートまでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせのイメージ

お問い合わせはこちらから 親切・丁寧に対応いたします!住まいのこと、お金のこと、不動産の素朴な疑問なんでもお気軽にご相談ください

0120-439-051

  • 営業時間:月~金10:00~18:00 / 土日祝10:00~17:00
  • 定休日:水曜日

メールでのお問い合わせ

ページトップ